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〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本と陶芸のある生活です。


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タグ:藤澤清造 ( 3 ) タグの人気記事

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雑誌『能登』の冬号がでました。
特集Iは「薪のチカラ」。薪ストーブのあるお家や工房におじゃますると、独特のあたたかさがあります。憧れます。
薪ボイラーの銭湯。薪ストーブのある宿やカフェ。薪ストーブアンケートおもしろい。
特集IIは「「ごいた」って何?」。能登町宇出津が発祥のゲーム。将棋のような竹の駒。はじめて知りました。
特集IIIは「浅加久敬 酔吟紀行」。加賀藩の藩士浅加久敬の2度能登を旅した記録を辿ります。おもしろそう。

芝雪の連載「能登文学紀行」第5回は、「藤澤清造 どうで死ぬ身の一踊り」です。1/29は清造の命日でした。
1回目の加能作次郎の時から、次の冬は清造がいいな、とずっと思っていたので、書けてよかったです。
清造は高校生の時に石川近代文学全集で見てから、特別です。『根津権現裏』は、島田清次郎『地上』以来の感動でした。
随筆とか、これからもっと読みたいなと思います。
清造について書かれたものをたくさん読みましたが、あまり野たれ死に感を出してるのは好きではなく、『根津権現裏』をつまらなく言って紹介してるのも好きではなく、そういうものとは違う紹介をしたいと思いました。

またフリーペーパーで清造について作れたらいいなと思っています。





by BOOKRIUM | 2019-01-31 22:11 | 『能登』 | Trackback | Comments(0)

藤澤清造の墓参り

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今日は祥月命日なので、七尾市のお寺に藤澤清造のお墓を訪ねました。
静かなお寺に入って、お墓を探そうと思ったら、結構目立つところにありました。お花がないので、西村さんはまだ来てなさそうです。
藤澤清造については、17位の時に石川近代文学全集でその生涯、死因を知ってから、特別な作家です。
最近西村さんの本を集中して読んでるのですが、やっぱり『芝公園六角堂跡』、特に「十二月に泣く」がいいな、と思います。ピュアで、いいです。それまで読んだ拘泥、暴力の身勝手な論理の中で、最後に残されたものが、やっぱり清造しかない。まざまざと、孤独で、無垢で、それが良いとか素晴らしいという訳ではないですが、触れる感じがしました。
清造についていつか文章を書けたらな、と思っています。清造と、「十二月に泣く」。
西村さんの暴力物に喜ぶ人は、清造あんまり興味ないだろなあと思います。西村さんの文章は、とても読みやすいです。dv心理を知ることができるけど、非常にしんどくなります。
清造は、菊池寛に無理矢理下駄を買わせるエピソードが好きです。



by bookrium | 2018-04-29 19:54 | 北陸の作家 | Comments(0)

『芝公園六角堂跡』

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初めて西村賢太の本を読みました。最初の本の帯を久世さんが書いていたのを見ていたけど、読んだことはなかった。中でも久世さんにちらりと触れています。
この本のインタビューをネットで見て、藤澤清造に向き合う姿を読んでみたいなと思いました。
藤澤清造の小説は石川近代文学全集と龜鳴屋さんの本でしか知らないです。
この本は四篇の小説が収めてあります。初めて読んだけど、こんなにすっと読みやすい小説を書く人だったんだな、と驚き。もっと捻くりまわした感じに書いてる勝手なイメージでした。でも、この小説は浮き足立っていたのが清造に深く向き合う感じで、とても素直な文章に感じました。
「十二月に泣く」の冒頭は七尾の一本杉通りから始まります。有り有りと光景が浮かびました。
深く縋るような支えの作家がいるということは、幸せかもしれないし、生きる糧かもしれないなと思う1冊でした。


by bookrium | 2018-02-05 20:07 | 読んだ本 | Trackback | Comments(0)