〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本と陶芸のある生活です。


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宮崎孝政の痕跡

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石川県立図書館で借りた、宮崎孝政が生前出した3冊の詩集。大正15年『風』、昭和4年『鯉』、昭和6年『宮崎孝政詩集』。

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『風』を開くと、宮崎孝政の字が。かわいい字です。

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森林社から大正15年9月10日に発行。孝政はその月に、このはじめての詩集を寄贈していました。
序詩は室生犀星。〈すなどりの子、網をもて/かたみに己が寂しさを打たなむ。〉
序文は杉江重英。〈宮崎の詩を讀んでゐると、どこかはげしい彼自身の性格が、想ひ浮かべられて來るやうである。はげしいが、しかしどこかまた物寂しげな様子の、彼自身の姿も想ひ浮かべられて來るやうである。〉

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『鯉』のカット。孝政は大頭だったみたいです。

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鯉社から昭和4年8月7日印刷、9月10日発行。9月2日に寄贈されています。
序詩の「鯉」やっぱりいい。
〈あいつはやがて氷をわるだらう/ あいつが自分の額で/氷をひりひりひきさいてゐる音だ〉

『能登』春号で取り上げた宮崎孝政。もう一度ゆっくり、また読んでみたいなと思っています。






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by BOOKRIUM | 2018-10-20 20:35 | 北陸の作家 | Trackback | Comments(0)