〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本と陶芸のある生活です。


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『芝公園六角堂跡』

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初めて西村賢太の本を読みました。最初の本の帯を久世さんが書いていたのを見ていたけど、読んだことはなかった。中でも久世さんにちらりと触れています。
この本のインタビューをネットで見て、藤澤清造に向き合う姿を読んでみたいなと思いました。
藤澤清造の小説は石川近代文学全集と龜鳴屋さんの本でしか知らないです。
この本は四篇の小説が収めてあります。初めて読んだけど、こんなにすっと読みやすい小説を書く人だったんだな、と驚き。もっと捻くりまわした感じに書いてる勝手なイメージでした。でも、この小説は浮き足立っていたのが清造に深く向き合う感じで、とても素直な文章に感じました。
「十二月に泣く」の冒頭は七尾の一本杉通りから始まります。有り有りと光景が浮かびました。
深く縋るような支えの作家がいるということは、幸せかもしれないし、生きる糧かもしれないなと思う1冊でした。


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by bookrium | 2018-02-05 20:07 | 読んだ本 | Trackback | Comments(0)