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〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本と陶芸のある生活です。


by bookrium
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宮崎孝政「天上の櫻」

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櫻の花はちらないのだ  

いく日かののちに  

すこしづつ枝から天へせりのぼつて 

天でまた ぼんやり咲くのださうだ

夕暮れの庭に

人聲もないとき

部室で子供がうつうつ微睡んでゐるとき 

静かな部室の窓口に 

うすあをいカーテンを下しながら 

櫻の花はこつそりと 

天へせりのぼつてゆくのださうだ

青葉の陰影で

目がさめ 

子供は冷たくなつた白い蹠をゆすつて

母親をよんで泣きしきる頃 

天ではまた

賑やかな花見がはじまるのださうだ


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# by BOOKRIUM | 2019-04-09 19:52 | 北陸の作家 | Trackback | Comments(0)
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昨日から、珠洲市蛸島町の珠洲焼館に並びました。
ひとつの自分の棚があたっています。

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人に寄り添ういろいろなもの、しずかなものを作って、売っていきたいです。





# by BOOKRIUM | 2019-04-01 00:52 | 陶芸 | Comments(0)
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雑誌『能登』の冬号がでました。
特集Iは「薪のチカラ」。薪ストーブのあるお家や工房におじゃますると、独特のあたたかさがあります。憧れます。
薪ボイラーの銭湯。薪ストーブのある宿やカフェ。薪ストーブアンケートおもしろい。
特集IIは「「ごいた」って何?」。能登町宇出津が発祥のゲーム。将棋のような竹の駒。はじめて知りました。
特集IIIは「浅加久敬 酔吟紀行」。加賀藩の藩士浅加久敬の2度能登を旅した記録を辿ります。おもしろそう。

芝雪の連載「能登文学紀行」第5回は、「藤澤清造 どうで死ぬ身の一踊り」です。1/29は清造の命日でした。
1回目の加能作次郎の時から、次の冬は清造がいいな、とずっと思っていたので、書けてよかったです。
清造は高校生の時に石川近代文学全集で見てから、特別です。『根津権現裏』は、島田清次郎『地上』以来の感動でした。
随筆とか、これからもっと読みたいなと思います。
清造について書かれたものをたくさん読みましたが、あまり野たれ死に感を出してるのは好きではなく、『根津権現裏』をつまらなく言って紹介してるのも好きではなく、そういうものとは違う紹介をしたいと思いました。

またフリーペーパーで清造について作れたらいいなと思っています。





# by BOOKRIUM | 2019-01-31 22:11 | 本のまわりで | Trackback | Comments(0)

手考足思

〈どこかに自分がいるのだーー出て歩く
新しい自分が見たいのだーー仕事する〉

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12月の窯焚きで焼いた煎茶碗。珠洲焼と磁器。同じかたちの黒と白。
河井寛次郎のこの言葉が好きです。
「手考足思」も最近知って、好きな言葉。
手で考え、足で思う。
2019年は、これらの言葉を思いながら、作っていきたいなと思っています。



# by bookrium | 2019-01-02 10:56 | 読んだ本 | Comments(0)

2018→2019

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掃除した工房。
今年もいろいろなことがありました。
雑誌『能登』で連載「能登文学紀行」がはじまりました。加能作次郎、宮崎孝政、向田邦子、宮本輝を取り上げました。
作品を読み、作家について調べ、その土地を訪ねる。
なかなかおもしろい経験です。
フリーペーパーも作ってみました。こういうものを、子どもの時からずっと作ってみたかったので、よかったです。
春から九谷焼でロクロを習いに行きました。いろんな出会いがありました。
夏は備前焼と珠洲焼の交流、アーティスト・イン・レジデンスがあり、作品作りや窯焚きと、刺激がありました。
秋は珠洲焼がメイン。
12月はひとり窯焚き。今まで本や作家から学んだことを生かして、工夫して焼いてみました。まあまあだったので、基本的に考えが間違ってないなと確認できてよかったです。

来年は、より広く読まれるような文章を書きたいです。
そして今思っているものを、素敵なカタチにしたいと思っています。
たのしみにしていることがあるので、がんばろうと思います。



# by bookrium | 2018-12-31 21:56 | | Comments(0)

製作

11月は少しずつ作っていました。
12月は窯焚き。いつもギリギリまでやってます。

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# by BOOKRIUM | 2018-12-06 00:58 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

宮崎孝政の痕跡

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石川県立図書館で借りた、宮崎孝政が生前出した3冊の詩集。大正15年『風』、昭和4年『鯉』、昭和6年『宮崎孝政詩集』。

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『風』を開くと、宮崎孝政の字が。かわいい字です。

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森林社から大正15年9月10日に発行。孝政はその月に、このはじめての詩集を寄贈していました。
序詩は室生犀星。〈すなどりの子、網をもて/かたみに己が寂しさを打たなむ。〉
序文は杉江重英。〈宮崎の詩を讀んでゐると、どこかはげしい彼自身の性格が、想ひ浮かべられて來るやうである。はげしいが、しかしどこかまた物寂しげな様子の、彼自身の姿も想ひ浮かべられて來るやうである。〉

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『鯉』のカット。孝政は大頭だったみたいです。

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鯉社から昭和4年8月7日印刷、9月10日発行。9月2日に寄贈されています。
序詩の「鯉」やっぱりいい。
〈あいつはやがて氷をわるだらう/ あいつが自分の額で/氷をひりひりひきさいてゐる音だ〉

『能登』春号で取り上げた宮崎孝政。もう一度ゆっくり、また読んでみたいなと思っています。






# by BOOKRIUM | 2018-10-20 20:35 | 北陸の作家 | Trackback | Comments(0)
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地産地消文化情報誌『能登』33号が発売です。
今回の特集Iは、今年の能登國千三百年、歴史散歩の最後を締める珠洲郡です。
「珠洲焼の里」を訪ねる。表紙のステキなお料理の写真。黒い器に映えます。
珠洲焼の特集をした雑誌は、20年位前のアクタス以来かなと思います。より広く、古陶も現代もわかりやすい内容です。
珠洲焼が戦国時代に一度途絶え、40年前に復興し、現在までの年表もわかりやすいです。
魅力あふれる古陶。個性あふれる窯元。取材を受けたみなさんの珠洲焼への思いや言葉、じっくり読みたいです。
6月の陶磁研究家森由美さん、珠洲焼作家篠原敬さん、泉谷市長の鼎談が収録されているのも貴重です。
珠洲焼の器が出てくる料理店の紹介と、お料理の写真もたのしい。
珠洲焼をこれだけ深く取り上げる雑誌は、当分出ないと思います。ぜひいろんな方に見てほしいです。

特集IIは古民家で憩う。農家レストランで行きたいお店がまた増えました。

芝雪の連載「能登文学紀行」の第4回は〈宮本輝 わかれの光〉。
『幻の光』とエッセイについて書きました。
連載1年経ちました。調べて読んで書いて。たのしいです。
この1年分、取り上げる人ははっきり決めていました。第1回は加能作次郎しかない、と。1年続いたら、次の冬に取り上げたい人もずっと決めていたので、今コツコツ調べて読んでます。たのしいです。
調べていくなかで、自分が昔の地元の雑誌を見て感銘を受けたように、『能登』も時間が経っても、珠洲焼をしたい若い人や、能登を調べている人、能登の文学を知りたい人に、伝わればいいなと思います。



# by bookrium | 2018-10-14 17:41 | 本のまわりで | Comments(0)