〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本のある生活です。


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『居心地のいゝ店』

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小島政二郎 作
北洋社、1975年初版。

世の中にある「居心地のいゝ店」「居心地のいゝ家」、この随筆集がそういう居心地のいい本であってほしいと著者は題をつけました。著者には芥川龍之介と菊地寛との交流を描いた名作『眼中の人』という作品があります。遊びに行っていつも居心地のよかった芥川の家。一編一編は短いですが、味わい深い随筆集です。
「古本屋」という文章の中に、金沢の古本屋が出てきます。「今と違って、棚に分類などしてなく、何でも彼ンでも並べてあったり、積んであったりした。その中から、欲しい本を捜し出す苦労と楽しみとは、今の綺麗な古本屋では味わえない醍醐味だった。/最後まで、そういう楽しみを与えてくれた古本屋は、金沢にあった。年を取ったので、あの楽しい店の名を思い出せないが、森八という菓子屋の真ン前にある、間口も奥行も広い本屋さんだった。」――これは南陽堂書店のことのよう。現在もある古本屋さんです。
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# by bookrium | 2006-09-17 07:53 | 読んだ本 | Trackback | Comments(0)
これはリブロで買いました。あんまり新書は読まないんですが、
平凡社新書のラインナップは読みたい本がたくさんあります。

1971年から80年まで発行していた雑誌「面白半分」の編集者の本。
実際この雑誌を見たことはまだないんですが、「四畳半襖の下張り」の
猥褻裁判は知っていました。

編集長を務めた作家たちの思い出がおもしろいです。
著者は26歳でこの雑誌を出すために、株式会社面白半分をつくってしまいます。
若い勢いと吉行淳之介をはじめ、作家たちの楽しんでいるかんじが
伝わってきて、わくわくしました。実物が見たい!

既刊の集英社新書「面白半分の作家たち」と合わせて近頃読んでます。
この2冊で、金子光晴、開高健、阿奈井文彦の本が読みたくなりました。
阿奈井文彦の本は品切れのよう・・。野坂昭加も読みたいなあ。

「面白半分」の作家フェアとかやりたい! と思ってしまいました。
でも「面白半分」がない・・・。
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# by bookrium | 2006-08-29 08:33 | Trackback | Comments(2)