〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本と陶芸のある生活です。


by bookrium
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借りた本

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『愛蔵版 名碗 大図鑑』は写真が大きいのと、裏返して高台の写真も載ってるのが惹かれました。
『詩の樹の下で』『一日の終わりの詩集』『最後の詩集』長田弘3冊。『なつかしい時間』を読んで、他の本も読みたくなりました。
『一階でも二階でもない夜』堀江敏幸は気になってたけど読んでなかったな、と思って。題名も気になります。
『肉体について』三浦哲郎。前にも借りたけど、全部読まずに返した本。読み通せず返す、そういうことがずっと続いてました。
『串田孫一 緑の色鉛筆』平凡社STANDARD BOOKSから出ています。中の栞を堀江敏幸が書いています。

三浦哲郎の本の装画、山口薫の「横にねるクマ」が好きです。串田孫一の本も素朴で好きです。この「科学のこころ」を本棚に、というSTANDARD BOOKSシリーズは他も読んでみたいなと思っています。




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# by bookrium | 2017-01-12 00:37 | 借りた本 | Trackback | Comments(0)
〈読書というのは、振り子です。たとえ古い本であっても、過去に、過ぎた時代のほうに深く振れたぶんだけ、未来に深く揺れてゆくのが、読書のちからです。〉「古い本も読もう」

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岩波新書から出ている、詩人長田弘の『なつかしい時間』。
NHK「視点・論点」で17年語った言葉。亡くなった妻への50年目のラブレター。自らの詩5篇。
1995年8月に始まり、言葉の変化、本というもの、風景の中の人間、世紀の変わり目、繰り返す主題のなかに、2011年の大震災が起こります。
人へ、風景へ、自分へ、時間を見つめ、まなざしを向ける。
あたりまえの時間が、もっとも新鮮でなければならない、ということ。
そして2012年7月「海を見にゆく」という題で、この本は終わります。

はっと惹かれる言葉、考えがたくさんありました。
著者の詩、紹介される詩人、芥川龍之介の『蜜柑』など、著者の紹介する本も読んでみたくなります。
去年やその前からあまり本を読めずにいたのですが、ひさしぶりに、いい本を読んだな、という充足感がありました。
読んでいて、いろんな風景、眺めが浮かびます。
自分のいる風景。風景の中の自分。

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〈日々のあり方を変える。そうすることで、へつらいのない言葉を可能にするような「箇中」の生き方、一人の生き方をもとめた。良寛がのぞんだのは、世にむけて発信する言葉ではなく、自ら生きる方法としての言葉でした。
「発信する」ばかりの人は「自ら称して有識と為す」人だ、と良寛は言います。ですから「諸人みな是となす」。けれども「却って本来の事を問えば、一箇も使う能わず」。大事なのはどんな言葉か。言いつのる言葉ではない言葉、受けとめる言葉のあり方です。〉
「受信力の回復を」

〈人生を理解するというのは、人生に対する視点を選びとること、自分の立つ位置を選びとるということです。〉「他山の石とする」

〈本を開くということは、心を閉ざすのではなく、心を開くということです。〉「本に書いて親しむという習慣」

〈わたしたちは今日、じぶんが風景のなかでじぶんの感受性は育ってゆくということを、ひどく実感しにくいところで生きているのではないでしょうか。人の価値観を育むもの、支えるもの、確かにするものとしての風景のなかに身を置くということ、風景のひろがりのなかでじぶんの小ささを思い知るということが、いつか見失われてしまっているために、人間がひどく尊大になってしまっている。そのことの危うさを、いつも考えます。〉「風景という価値観」

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著者はあとがきで、〈のぞめるなら、バッハの平均律クラヴィーア曲集の四十八曲のように、いくども繰りかえされる主題をたのしみつつ読んでいただければ。〉と書いています。
手元に置いて、その曲集を聴きながら、繰り返し読みたくなる、そんな一冊です。

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〈人というのは、生きている本だと思うのです。ですから、死んだ人間は、誰もが「一冊の本」をのこして死んでゆく。〉「死者と語らう」




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# by bookrium | 2017-01-10 15:56 | 好きな本 | Trackback | Comments(0)

紀の川文庫



今日は午前中、紀の川文庫に行ってきました。私の借りている工房がある、旧本小学校の教室に、紀の川文庫があります。
小学校の旧校舎は、上は市立図書館の書庫、音楽室は社会人の吹奏楽団、家庭室は地域の認知症予防も兼ねたほのぼのカフェ、給食の調理室は珠洲焼の工房、というふうに使われています。
紀の川文庫の本は寄贈本です。
日曜日の午前中に貸出をしています。


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ミステリと時代小説の部屋。

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文学の部屋。

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社会、理科の部屋。

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今日借りた三浦哲郎の『白夜を旅する人々』。ずっと読みたかった1冊です。

今日は一人本棚に本を補充したり並べかえたりしていました。作業曲は『巡礼の年』。
久しぶりに本に触った気がします。年末に自分の本を売ったけれど、その時と今日では、違いました。
本棚は、人が触れると違うと思います。人も、こういうふうに本に触れることが、癒されるというか、私はこういうことが好きなんだろうな、と感じながら、作業していました。

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# by bookrium | 2017-01-08 14:02 | 本のまわりで | Trackback | Comments(0)

本棚

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今日現在の本棚。並びにこだわりはないです。
年末に本を売って売って、棚が空きました。
珍しいので写真。
これの他に工房に行った本も多いです。
上の段の妖精の人形は、昔鳥籠に入れて売られていました。安い。
横の盃は、絵の中国の文人が何か勉強がんばってるな、と気に入りました。とても安い。
盃はいくつか並べて、小さなものを入れてます。
ホッパーのポストカードの横にあるのは、珠洲焼の小さなお家の香立て。
この空いた状態をキープしたいです。


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# by bookrium | 2017-01-02 10:26 | 本のまわりで | Trackback | Comments(0)

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珠洲焼作家の方から届いた年賀状。
かわいい珠洲焼の酉がやってきました。
もったいなくて、封を開けられずにいます。
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# by bookrium | 2017-01-01 14:00 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)
〈「才能のことはよくわからない。でも私の作品はけっこうここでよく売れているの。たいしたお金になるわけではないけれど、自分の作ったものが、ほかの人たちに何らかのかたちで必要とされているというのは、なかなか素敵なことよ」〉


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自分の作ったカップ。人の手に渡ったもの。
36歳までに読んだ方がいいと薦められた、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
作品の中に出てくる、〈クロ〉こと、エリは〈「私はできればものを書く仕事に就きたいと思っていた。昔から文章を書くのが好きだったから。小説か詩か、そんなものを書いてみたかった。」〉と36歳の同級生、主人公つくるに語ります。

〈「さようなら小説、こんにちは陶芸。」〉とエリは言いました。

この言葉が、何度も何度も、自分の中で繰り返しています。

読み終わってから、作中にたびたび出る、ラザール・ベルマンの演奏するリストの『巡礼の年』も、繰り返し聞いています。

〈今の自分に差し出せるだけのものを、それがなんであれ、そっくり差し出そう。深い森に迷い込んで、悪いこびとたちにつかまらないうちに。〉

この文章も忘れ難いです。

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読み終わった日に見た夕陽。



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# by bookrium | 2017-01-01 11:29 | 好きな本 | Trackback | Comments(0)

2016→2017

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今日掃除した工房。
廃校になった小学校の元調理室をお借りしています。
広くて明るい光も入り、作品を置く棚や机も借りて、陶芸の本棚置いたり、削りかすを保管しておく物置スペースもあって、充分すぎる位の場所だなあとよく思います。
2017年はもっと勉強して、いろんなものを作りたいな、と思います。
バーナード・リーチの『陶工の本』と『リーチ先生』を読んでがんばります。
『リーチ先生』にあった〈自分だけの陶芸〉という言葉がとても印象深いです。

今年もあんまり本を読めなかったので、来年はもうちょっと読めたらいいな、と思ってます。
今はなんとなく加能作次郎の気分です。
雪が降ったら中谷宇吉郎です。



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# by bookrium | 2016-12-31 17:54 | | Trackback | Comments(0)

『陶工の本』

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バーナード・リーチ『陶工の本』の冒頭の言葉。

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# by bookrium | 2016-11-16 22:11 | 好きな本