〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本のある生活です。


by bookrium
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美しいもの

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土の上にはまだ雪が。

〈「土は美しすぎる」と、リーさんは言う。自然のままでも美しすぎるので、そこに手を加えて、アートにはできない。だから自分の作品に「土味」は、出したくない。自然は、美しいけれど、アートではない。
  (中略)
 〈いつもの道を歩いて ちいさな花をみつけた 今朝 すべてがあまりに美しいので この花を君にあげよう 理由もなく何かを美しいと思うこと 僕はそのことにただ感謝しているんだ〉
 「誰かを、何かを、美しいものとして見るという人間の持つ感情そのものが、美しいものの根源です。そのものを愛する人が、それを美しいものとして見たいのではないでしょうか。美しいものとは何なのか、まだ私も探し続けています」〉


赤木明登『美しいもの』より。
ドイツで陶芸をしている李英才(リー・ヨンツエ)さんについての文章の一部。
〈〉内の詩は、ドイツ語の古い詩。いいなと思いました。

ドイツの工房を引き継いだリーさんが、職人たちに形を意識させて作る過程が興味を引きました。
同じ形を20個挽いて、その中から良いと思うものを一つだけ選び、選んだものを見本にまた同じ形を20個挽かせる。その中からまた選び、同じことを繰り返していく。

〈「器を作る」というのと「音楽を奏でる」というのは、似ている。楽器も歌もある程度練習すれば、とりあえず音は出るようになる。でも、それで音楽にはならない。土と音は、ともにとてもやわらかく敏感な素材で、土や楽器を直接手で触ることで、自分の心臓の鼓動、呼吸を直接伝えることができる。だから、ちょっと呼吸の仕方を変えるだけで形や音が変わってくる。そのことを体で理解すると同時に、美しい形と音を志向する目と意志と情熱を保ち続けることによって、初めて土は器に、音は音楽になる。リーさんは、土の持つそんな直接性がやきものにとって大切なことだと教えてくれた。〉

ここの文章は、とっかかりのようなもの、それが沈殿する感じがします。

〈土にこだわり、作りにこだわり、焼きにこだわる〉という順を、前に人に言われたことがあります。
「土は美しすぎる」という言葉は、そういうことを考えさせられました。


美しいもの
美しいもの
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赤木 明登
新潮社
売り上げランキング: 17,654

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by bookrium | 2014-02-28 22:52 | 読んだ本 | Trackback | Comments(2)

借りた本 2/28

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なだいなだの本のタイトル、『どうでもいいようで、やっぱりどうでもいい話』はすごいなと思って、好きです(しかも後になって読んだことのある本だと気づきました)。

今日図書館でもらったチラシにある、鈴木大拙の「それはそれとして」も同じ感じで好きです。

木内昇は「spotting」が懐かしく。

暮しの手帖は「わたしの好きな料理本」、「ハンバーグの秘伝」とかが面白そうでした。
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by bookrium | 2014-02-28 16:31 | 借りた本 | Trackback | Comments(0)

新しい場所

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もらった箒と新しい場所の壁。

珠洲焼の研修を受けた後、同じ施設内にある安く借してもらった工房は、今年3月までで利用できなくなりました。

中古のロクロを使って、新しい場所で始まります。
少しずつですが、がんばっていこうと思っています。
あんまり買うものがないので、なるべくかけるお金を最小限にして、場所を整えていきたいです。
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by bookrium | 2014-02-27 19:13 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

『面白半分』

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左から井上ひさし、半村良、金子光晴、田辺聖子編集。
鴨居洋子のこの表紙が好きです。

『面白半分』のような雑誌はもう出ないのかなと思います。
〈Half Serious〉と書かれているのが何かいいです。
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by bookrium | 2014-02-27 15:49 | いただいた本 | Trackback | Comments(0)

『面白半分』

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証言全記録。「四畳半襖の下張」が載った号は以前、佐藤嘉尚さんから貸していただきました。
右の表紙は金子光晴の絵。
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by bookrium | 2014-02-27 15:43 | いただいた本 | Trackback | Comments(0)

『終末から』創刊号

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数年前に他の号も2冊いただきました。
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by bookrium | 2014-02-27 15:38 | いただいた本 | Trackback | Comments(0)

借りた本 2/22

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by bookrium | 2014-02-22 15:52 | 借りた本 | Trackback | Comments(0)

古本販売しています。

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上戸町にある鈴々堂さんで、古本販売することになりました。
お店に入るとすぐ古本の本棚があります。
ほとんどが元からあった鈴々堂さんの本です。
どれを面で出すか選ぶのはひさしぶりで、おもしろかったです。
持っていった本は、基本的に値段は安めにつけてます。

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今は本をあまり買わないようにしていて、まだ残っていた過去の本を主に出しました。
お店に来た時はコーヒーと一緒に本を見てみるのもたのしいかも。

        
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(ちょっと前の写真)


日・月 定休日
11:30~18:00
コーヒー350円より
豆販売・古本
古川パン持ち込みOK


(9月で古本の本棚はなくなりました)



持っていった古本はこちらです。
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by BOOKRIUM | 2014-02-19 18:31 | 本のまわりで | Trackback | Comments(0)

雨水――『雪』

雨水……雪溶けて雨水ぬるむ。もう雪は降りません、降るなら雨。積もった雪も溶け始めます。

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〈ラジオは、裏日本一帯の猛吹雪を報じている。陸奥湾にも、能登半島の海岸にも、東尋坊のきりぎしにも、いま、雪はしんしんと降っているのだ。細長い日本の国の半分の、大きい家にも、小さい家にも、草にも、木にも、ラッセル車にも、雪はこやみなく降っているのだ。
 こんな晩、ぼくはいつも想像する、どこかの海峡の底ふかく、真赤な花が、美しくひらいているのを。この雪の下にひれふしたあらゆるもののこころが、そこで一つにかたまって、じっと堪え、忍び、春を待っているのを。〉『井上靖全詩集』新潮文庫

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by BOOKRIUM | 2014-02-19 18:29 | 当世本二十四節気 | Trackback | Comments(0)

借りた本 2/14

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『ザ・シークレット』は中のページも古書風にしてあったから借りてみました。
『暮しの手帖』は「すてきなタッセルとポンポン」、食パンを器にした「小エビとゆで玉子のグラタン」が気になりました。
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by bookrium | 2014-02-14 16:43 | 借りた本 | Trackback | Comments(0)