〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本と陶芸のある生活です。


by bookrium
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一箱古本市@源法院

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写真は午後の箱。

売れた本はこちら(順不同)…
『洋酒天国』
『洋酒マメ天国』
『金沢 酒宴』
『トットのピクチャーブック』
『文学への旅 金沢』
『アリスの不思議なお店』
『暮しの手帖 保存版 花森安治』
『おんな作家読本』
『パリの本屋さん』
『海月書林の古本案内』
『絵のない絵本』
『ゲンイチロウのチョイチョイ話』
『サンポマガジン 2』
『ドノゴトンカ 0』
『いろは 1〜5』
『なごやにくらす8.9.10』
『歩のあゆみ』
『ku:nel』『Arne』13冊
『sumus』加能作次郎の号と岡崎武志詩集の号
小物とか
 外国古切手×20枚
 小鳥のクリップ×2羽
 花森安治の一筆箋×2

……いろいろで、合計16200円売れました。
暑い中購入していただいた方、ありがとうございます。
印象深いのは、ずっと手紙のやりとりだった人、メールのやりとりだった人とお会いできたことや、詩人の金子彰子さんにお会いしたこと(あの空間に龜鳴屋の詩集を買った人が4,5人もいた)、古本万歩計さんの箱は渋かったこと、夕方龜鳴屋さんにお会いして南陀楼さんとあうん堂にて3人で話したこと(参加する前から本談義が盛り上がってた)。金沢の某古本屋や古本屋の話をする。龜鳴屋の謎の書庫。UFO。いま徳田秋聲記念館がすごい。いろいろ話した末、付箋貼ったままの本にサインしてもらう。
あと「ブックリウムさんはどこに実店舗があるんですか?」と二人組の青年に聞かれたのも、印象深いです。


購入した本とか
『新月いわし洞通信』(新月いわし洞)
『春の嵐』ヘッセ(となり町書房)
 あみぐるみネコストラップ(NYAN CAFE-BOOOKS)

夕暮れの浅野川。右手が主計町。

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by bookrium | 2010-08-31 23:29 | 本のまわりで | Trackback | Comments(4)

一箱古本市@源法院 

金沢で一箱古本市が開催です。たのしみですね。
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南陀楼綾繁さんのブログ「ナンダロウアヤシゲな日々」より、
〈金沢で一箱古本市&トーク 〉のお知らせです。

  日 時   8月29日(日) 10時~16時頃
  会 場     源法院 境内&門前(金沢市主計町1-6)
  出 箱   16箱


 《第1回 一箱古本市@源法院 出店者プロフィール》

September Books 石川県輪島市
種々雑多な本・雑誌・CDなどを出します。
ミヤタ書店 金沢市
親父の代は新竪町校下の百姓町で本屋でした。雑多ですが、味のある本を用意致します。
古本万歩計 金沢市
主に日本人作家の小説・エッセイを文庫本中心で。
上関文庫 富山県高岡市
映画関連の書籍を中心に。
Gloini 兵庫県西宮市
この秋に金沢で雑貨や本のお店「Gloini」(アイルランド語で「めがね」の意味)を開きます。
今回の「出張本箱」では暮らしの本を中心に、友人が店番にはいります。
不思議&ヤン・ホルフ 東京都文京区
古本・古道具のお店です。今回は古本の不思議(はてな)、古道具の「ヤン・ホルフ」で出店します
となりまち書房 福井県勝山市
自分たちが面白いと感じた本、雑誌、漫画、など。姉妹店長と友人の3名で出店します。
BOOKRIUM 石川県珠洲市
ku:nel、arneのバックナンバーを中心に暮らしの本、本にまつわる色々…。
おろおろ散歩道 金沢市
こんなもの無くても生きられるんだ。 でも、こんなスパイスがあると人生チョット違うよね!
10 新月いわし洞 石川県珠洲市
なんかもっと本を媒介とした楽しいスペースを模索しています。
11 NYANCAFE-BOOOKS 金沢市
店主が面白いと思った本と、猫グッズが少し。
当日は店主不在ですが、留守番の「すずこ&いずみ&なおみ」が頑張ります。
12 ポレポレコウタロウ 金沢市
古本と新刊を売ります。著者のサイン会もあるかも?
13 Books のらのら堂 白山市
絵本作家です。セレクト古書(アート系?)と、ちょこっとの布小物。
6/3発売の新刊「かんかんかん」(福音館/735円)を販売予定。
14 古本けものみち 東京都荒川区
不忍ブックストリートからこんにちは。
各地をめぐっている「一箱古本市専用箱」とともに、金沢の地に初お目見えします。
仕事場に積み重なり、「けものみち」と化している本の山から発掘した古本、CD、雑誌などを。
15 だんご商店(or 商会) 金沢市
チーム横安江町。ギャラリー喫茶「collabon」からの雑誌色々アンド桐工芸「岩本清商店」の単行本とマンガ。
16 benlly’s 金沢市
本は支離滅裂セレクト!まあ雑貨屋なんで何でも有りなのです。本にまつわる革小物も作れるだけ持っていきます!
新竪町の雑貨店が開くまで店番できます。
≪物販出店≫
「いちばんどり」 ・ 採れたて茶豆、動輪どらやき 他
「欒堂(らんどう)ショップ」 ・ コーヒー、缶ビール、手書加賀友禅製品 他


(出店者プロフィールは配布用から引用させていただきました)
古本万歩計さんのブログは読んでて好きなのでちょっとたのしみです。

bookriumも参加します。初期クウネルvol.2〜22、アルネの創刊〜最終号(抜けもあり)まで。入手困難な号もみんなお安くなっています。村上春樹の家を訪ねたあの号も…。他いろいろかわいらしい本が多いか?(金沢の文学作品も置きたいけどあんまり持ってなかった)他なにかこまごまと。小鳥?とか切手とか。
本はもう送ってしまったので、帰りを軽くするのにがんばります(友達に送ってもらうので)。


前日の28日には、《『一箱古本市の歩きかた』南陀楼綾繁トークツアー
本で街を元気に!》も近江町いちば館で行われます。「カナザワ映画祭」の主催者・小野寺生哉さんと南陀楼綾繁さんのトークだそうです。金沢コミュニティシネマ?の時のイベントで、21世紀美術館で和田誠さんのトークを聞いたなぁ…と思い出しました。
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by BOOKRIUM | 2010-08-28 00:46 | 本のまわりで | Trackback | Comments(4)
処暑(しょしょ)……処暑は暑さが止むと言う意味。朝夕に冷気が加わって暑さがやわらぎ、涼しさを感じはじめます。

《In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice that I've been turning over in my mind ever since.
 ‘Whenever you feel like criticizing anyone,’he told me,‘just remember that all the people in this world haven't had the advantages that you've had’》

〈僕がまだ年若く、心に傷を負いやすかったころ、父親がひとつ忠告を与えてくれた。その言葉について僕は、ことあるごとに考えをめぐらせてきた。〉(村上春樹訳)
〈「ひとを批判したいような気持が起きた場合にはだな」と、父は言うのである「この世の中の人がみんなおまえと同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思いだしてみるのだ」〉(野崎孝訳)
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1925年にスコット・フィツジェラルドが発表した『The Great Gatsby』。28歳の作品。
大戦後東部にやってきた29歳のニック・キャラウェイ。証券会社で働くことにした彼は、NY郊外のウエスト・エッグでの隣人、〈ギャツビー〉という経歴のはっきりしない、広い邸宅に住み豪華なパーティーを行う栄華の中の隣人を知る。

〈――ギャツビー、ぼくが心からの軽蔑を抱いているすべてのものを一身に体現しているような男。もしも間断なく演じ続けられた一連の演技の総体を個性といってよいならば、ギャツビーという人間には、何か絢爛とした個性があった。人生の希望に対する高感度の感受性というか、(中略)――それは希望を見いだす非凡な才能であり、ぼくが他の人の中にはこれまでも見たことがなく、これからも二度と見いだせそうにないような浪漫的心情だった。〉


ニックはふとした時に、隣人の姿を知ることになる。

〈声をかけてみようかと思った。ミス・ベイカーが夕食の席で彼の話を持ち出していたし、それが自己紹介のきっかけになるだろう。でも結局声はかけなかった。〉


自分一人で満ち足りているような隣人の姿。彼は暗い海に向かって、両手を差しのべるような仕草をする。離れたニックからも、彼が、震えていることが見てとれた。

〈反射的にぼくは、海のほうを見た――と、そこには、遠く小さく、桟橋の尖端とおぼしいあたりに緑色
の光が一つ見えただけで、ほかには何も見えなかった。もう一度ギャツビーの姿を探したときには、もう彼は姿を消していた。そしてぼくは、ざわめく夜の中に、ふたたび一人になったのだ。〉


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ギャツビーが手を差しのべたもの。5年もの月日をかけて、狂おしくひたむきに求めたのは、失った恋人、対岸の緑の光の先に住む、かつての恋人デイジーだった。ギャツビーが願ったのは、隣人のニックの屋敷での午後の茶会に彼女を招待し、豪奢な自分の邸宅を見てもらうこと……。
つつましかったその願いは、人妻となったデイジーを自分の元に取り戻そうとすることで、破綻を招いてしまう。


〈ギャツビーは、その緑色の光を信じ、ぼくらの進む前を年々先へ先へと後退してゆく狂躁的な未来を信じていた。あのときはぼくらの手をすりぬけて逃げて行った。しかし、それはなんでもない??あすは、もっと速く走り、両腕をもっと先までのばしてやろう……そして、ある美しい朝に??
 こうしてぼくたちは、絶えず過去へ過去へと運び去られながらも、流れにさからう舟のように、力のかぎり漕ぎ進んでゆく。〉


《Gatsby believed in the green light,the orgastic future that year by year recedes before us. It eluded us then,but that's no matter - tomorrow we will run faster, stretch out arms further ...And one fine morning -
So we beat on,boats against the current,borne back ceaselessly into the past.》




夏によく合う本。
映画→野崎孝訳→村上春樹訳で。細かい表現の違いがおもしろいです。
最初とラストの美しさにギャツビーが重なりあってせつない。




グレート・ギャツビー (新潮文庫)
フィツジェラルド
新潮社
売り上げランキング: 21,596
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
スコット フィッツジェラルド
中央公論新社
売り上げランキング: 608

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by BOOKRIUM | 2010-08-23 23:45 | 当世本二十四節気 | Trackback | Comments(0)

百日紅

〈散れば咲き 散れば咲きして 百日紅〉加賀千代女
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〈女は、やっぱり、駄目なものなのね。女のうちでも、私という女ひとりが、だめなのかも知れませんけれども、つくづく私は、自分を駄目だと思います。そう言いながらも、また、心の隅で、それでもどこか一ついいところがあるのだと、自分をたのみにしている頑固なものが、根づよく黒く、わだかまって居るような気がして、いよいよ自分が、わからなくなります。〉『千代女』太宰治
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by BOOKRIUM | 2010-08-04 01:20 | Trackback | Comments(0)

昼顔

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〈高円(たかまと)の 野辺の容花(かほばな) 面影に 見えつつ妹(いも)は 忘れかねつも〉大伴家持
  (高円の野辺に咲く昼顔のような あなたの面影が忘れられません)

万葉集の〈容花〉は、昼顔、木槿、杜若ではないかと言われています。
下の歌も何か好きです。

〈石橋の 間々に生ひたる かほ花の 花にしありけり ありつつ見れば〉読み人しらず
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by BOOKRIUM | 2010-08-04 00:22 | 奥能登歳時記 | Trackback | Comments(0)

The Girls in Their Summer Dresses

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〈「なぜ私を傷つけるの?」とフランセスが訊いた。「あなたはどうするつもりなの?」
 マイケルは溜息をつくと、眼を閉じ、指先でそっとこすった。
「僕は女の顔が大好きなんだ。僕がニューヨークでいちばん気に入っているものの一つは、女が多勢いることさ。オハイオからはじめてニューヨークに出てきたとき、まっさきにそのことに気がついた。街のどこに行っても、素晴らしい女がいくらでもいた。僕は胸をわくわくさせながら、歩いてまわった」〉


〈「僕はニューヨーク市のことを考えると、女の子がみんな街をねりあるいている光景を想像する。ユダヤ人やイタリア人、アイルランド人、ポーランド人、中国人、ドイツ人、黒人、スペイン人、ロシア人の女の子さ。(中略)僕はこの街でピクニックでもしているような気分なんだ。劇場で女たちの近くにすわるのが、僕は好きだ。支度してそれらしく思えるまでに六時間もかける有名な美女たちさ。それから、フットボールの試合を見にくる、ほっぺたを赤くした女たち。そして、陽気がよくなると、夏服を着た女たち」〉アーウィン・ショー、常盤新平 訳『夏服を着た女たち』




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by BOOKRIUM | 2010-08-02 16:23 | 好きな本 | Trackback | Comments(0)