〈bookrium=book+aquarium〉本の海を回遊するブックリウムの、本と陶芸のある生活です。


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カテゴリ:奥能登国際芸術祭( 21 )

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by bookrium | 2017-09-21 21:04 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)
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by bookrium | 2017-09-21 20:55 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)
今日から芸術祭2周目をはじめました。
今度出る雑誌に芸術祭の感想について書いたので、作品の写真や内容なども載せなかったのですが、これから一つ一つの作品について自分の感想も書いてみたいなと思います。

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清水町の高台にある旧清水保育所から見た海。
珠洲では揚げ浜塩田が盛んです。今は海沿いに塩田と販売所を見たり、道の駅ではいろんな会社の塩が売られているのを見ます。
私が子供の時、塩を作っていたのは、清水の隣、仁江町の角花菊太郎さんひとりだけでした。
小学校に塩田を作って海水を運び、教えてもらった記憶があります。
この展示を見て、角花さんがなぜ塩作りを自分だけでも守ってきたのかを知りました。
「戦場ではなく故郷で部隊を支援し、貴重な製塩技術を将来に伝授せよ」と戦時中幹部に命じられる。その部隊の戦友は全員戦死してしまう。〈この塩づくりにより自分の命が生かされたという思いが強く残りそれ以降、どんなに苦しいことがあっても塩づくりを守り続けることを自分の課題にする。〉
塩つくりに生きた人の思い、生活や歴史、保育所、記憶が、塩田のための砂取船から湧いたかのように、赤い糸で天井まで結んでいます。

塩田を作るための砂を運んだこの砂取船は、実際使われていたものが、馬緤町の休暇村センターで保管されていたものです。
能登のうみやまブシさんのブログに載っている塩田資料。


これを見ていたので、今回の展示を見た時、綺麗だし迫力もあって思いもあるけど、あー‥と思ったりしました。
赤い毛糸は天井から張り巡らされて、タッカーで留められています。制作途中を見た時に、船に糸留める時どうするのかなと思っていましたが、初日に見てやっぱり船に針が打ち付けてありました。唯一綺麗に残った砂取船だけれど、これはもう指定にはならないのかな?と思いました。
眠っていたものが、また砂を乗せ、こういった形で鮮やかに使われるのを見るのもすてきだなと思います。でも直接針がたくさん打ち付けられているのを見ると、それ以外方法なかったとは思いますが、わだかまりが残りました。

〈糸を編み込むことで、絵画で線を引くように息遣いや空間を探求することができます。〉

〈作品というものは心で作るものです。見る人の心を動かすことが作家の仕事であれば、その心をあやつる糸は人と人との関係を表す言葉に似ているように思うのです。〉

『塩田千春とアンドレア・ヤーンとの対話』というこの冊子が本のコーナーに子供たちの小さな椅子と展示されていて、読んで惹かれました。赤い糸は血液の色の象徴。〈人と人とのつながり〉を表す。

清水保育所では地元の人も展示サポートをしていました。赤い毛糸を見せてくれて、「これは毛糸を一千個編んで作ったのでございます。」と説明してくれたのがなんだかうれしいです。




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by bookrium | 2017-09-21 20:37 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)

受付2 ラポルトすず

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9/19(火)は、ラポルトすずでの展示、力五山『潮流ーガチャポン交換器ー』の受付をしました。
ラポルトすずでは、芸術祭のインフォメーション、グッズやリデザインされた珠洲の特産品が販売されています。
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パスポートを提示して、100円でガチャを回します。誰かの思い出のカケラをメッセージと一緒に受け取り、自分もまた思い出と言葉をカプセルに入れて、潮に流すように次の誰かへ送ります。

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〈名も知らぬ遠き島より 流れ寄る
椰子の実一つ 故郷の岸を離れて
汝はそも波に幾月〉

会場にはカプセルを作る案内チラシや中に入れるメッセージの紙があります。そのチラシには、島崎藤村の『椰子の実』という詩が書かれていました。
珠洲にまつわるもの、思い出のもの、旅をさせたいもの…、私もこの前いくつか出してみました。その中には、2個だけ自分の作った器もあります。遠くへ旅してくれたらいいなと思って、メッセージも書きました。連休は大勢来られていたので、もう誰かの手に届いたのかもしれません。使ってもらえたらうれしいです。

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by bookrium | 2017-09-19 19:12 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)
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2016年に現代企画室から出版された本。
瀬戸内国際芸術祭のこれまでが、よくわかる本です。読んでいてわくわくする本はひさしぶりです。
第1章は福武總一郎による30年近く瀬戸内・直島から広がる、アートで地域を切り拓いてきた活動。誰もしなかったことを開拓していく様子が刺激的でした。

〈アートというものは特権を持った一部の人のものではありません。〉

白内障に罹った晩年のモネの睡蓮に執着する中での言葉に惹かれます。
〈具象的であればあるほど深みがないというか、描かれているものとの対話の幅が狭い。〉
モネも現代アートも、自由に好きなように、自分の精神的な部分と対話できる広がりをもっています。

〈「すぐれたアーティストは、体制に対する反逆精神を持っていなければならない。現代美術を志す人は革命的でないといけない。」と話したことがあります。現代美術の作家がメッセージを込めた、唯一の作品かどうかということが、私なりの作品を見る基準であることは、いまも昔も変わりません。〉
この言葉は強く惹かれました。

第2章からは北川フラムによる瀬戸内国際芸術祭の展開、アジアへの広がりについて。展示された作品の写真も多く、読みながら楽しめます。
第1回の瀬戸内国際芸術祭終了後から始まった新聞の連載がおもしろいなと思います。芸術祭を介して多くの人がつながっていく過程が、易しい言葉で綴られています。

〈芸術祭は、私たちがどこから来て、どんなふうに生きてきたかを知ることを目的にしています。そしていろいろな人とつながれたらいいと思っています。〉

連載の途中には珠洲を訪れていることも書かれていました。また、珠洲で書かれた原稿もあり、瀬戸内と能登の似た基盤について書かれています。

この「瀬戸内物語」という連載で北川フラムが触れる本は、読みたいなという気持ちにさせてくれます。
メモ
谷川健一『日本の地名』
堀田善衛『定家明月記私抄』
白洲正子『西行』
大杉栄
宮本常一『民俗学の旅』
高村薫『空海』
リンドバーグ夫人『海からの贈り物』




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by bookrium | 2017-09-11 19:51 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)
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今日の午後5時30分から、須受八幡宮の修復された能舞台で、和泉流宗家の狂言が行われました。
初めて狂言を見ました。「樋の酒」と「八幡前」。わかりやすい解説もあって、とてもおもしろかったです。
能舞台の下に珠洲焼の甕を埋めて、音はどうなのかなと思っていましたが、大きく反響しているように思いました。よかったです。



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by bookrium | 2017-09-09 20:30 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)

芸術祭 2日目ルート

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9/6(水)は芸術祭を見て周りました。これでイベントと正院川尻のバス停作品以外は見ました。

2日目のコース。

[25]飯田スメル館 南条嘉毅『シアターシュメール』
[23]飯田旧店舗 鴻池朋子『物語るテーブルランナー珠洲編』
[22]飯田古民家 金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ]『静かな海流をめぐって』
[24]飯田スナック 吉野央子『JUEN 光陰』
[28]旧レストラン EAT&ART TARO『さいはての『キャバレー準備中』』
[26]ラポルトすず 力五山『潮流ーガチャポン交換器ー』

道の駅すずなりで太鼓まんじゅう休憩

[18]旧飯塚保育所 ひびのこづえ『スズズカ』
[31]宝湯2階 石川直樹『混浴宇宙宝湯』
[35]南山 竹川大介『海のこと山のこと』
[34]旧上黒丸小中学校 中瀬康志『月を映す花舞台/アートキャラバンKAMIKURO』
[36]北山 坂巻正美『上黒丸 北山 鯨組 2017』


今回計2日で全部を見たのは、今度芸術祭について文章を書くことになったので、全て見ておきたかったからです。いろんな作品を見て、感じて、珠洲一周して、いろんなことを考えます。それらの中から拾って、芸術祭の自分の感想を書こうと思っています。




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by bookrium | 2017-09-06 21:31 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)

受付1 宝湯

芸術祭開催2日目、9/4(月)は宝立町の宝湯で、石川直樹『混浴宇宙宝湯』の展示受付でした。
1階は現在も営業中の銭湯です。のれん隣の入口から入ります。
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玄関から赤い絨毯の階段を上ると、中2階に受付があります。
動線の確認だけで展示を見る時間はなかったですが、今度はパスポートを持ってじっくり見たいなと思いました。銭湯もぜひ入ってみたいです。


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by bookrium | 2017-09-04 22:24 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)

芸術祭1日目ルート

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9/3(日)、珠洲市で奥能登国際芸術祭が始まりました。
この日は1日珠洲を周りました。写真は途中、道の駅狼煙で撮ったポスター。写真は石川直樹。
自分の記録で、1日のルートを書いてみます。数字は作品番号です。
テーマを決めて、2日に分けて鑑賞しようと思いました。1日目は「岬」「廃駅」、2日目は「内陸」、全体だと「鯨」で始まって「鯨」で終わる予定です。
自分のルートの順番はノートに書き出して計画してました。まずは海岸沿いに周ります。

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朝5時、三崎町粟津の海岸

[9]三崎粟津海岸 小山真徳『最涯の漂着神』(夜明けを迎え、作品前での舞踏『漂着神/祝祭/音連れ/彼方』を見ます)

朝9時30分から受付スタート

[1]旧清水保育所 塩田千春『時を運ぶ舟』
[2]赤神 村尾かずこ『サザエハウス』
[37]笹波バス停 アレクサンドル・コンスタンチーノフ『珠洲海道五十三次』
[3]笹波海岸 深澤孝史『神話の続き』
[4]木の浦 GYOKO YOSHIDA+KINOURA MEETING『海上のさいはて茶屋』
[5]木の浦 アローラ&カルサディージャ『船首方位と航路』
[6]シャク崎 鴻池朋子『陸にあがる』(結構歩く)
[7]折戸 旧日置公民館 さわひらき『魚話』
[8]折戸 日置ハウス(旧日置小学校) キジマ真紀『海と山のスズびらき』
[37]能登洲崎バス停 アレクサンドル・コンスタンチーノフ『珠洲海道五十三次』

道の駅狼煙でアイス休憩

[9]三崎粟津海岸 小山真徳『最涯の漂着神』
[10]森腰古民家 岩崎貴宏『小海の半島の旧家の大海』
[11]旧小泊保育所 Ongoing Collective『Ongoing Collective』
[12]鉢ヶ崎 バスラマ・コレクティブ『みんなの遊び場』
[13]旧蛸島駅 エコ・ヌグロホ『Bookmark of dried flowers』
[14]旧蛸島駅付近線路トビアス・レーベルガー『Something Else is Possible/なにか他にできる』
[15]正院旧漁業倉庫 ウー・ジーツォン&チェン・シューチャン『Passing』
[37]正院バス停 アレクサンドル・コンスタンチーノフ『珠洲海道五十三次』
[16]正院 恵比寿湯 麻生祥子『信心のかたち』
[17]正院 恵比寿湯 井上唯『into the rain』
[19]直 本江寺の倉庫 角文平『Silhouette Factory』
[20]野々江 西中町の蔵 田中信行『触生ー原初ー』
[21]道の駅すずなり横 ギムホンソック『善でも悪でもないキオスク』(韓国のアーティストが選んだ本も旧珠洲駅ホームのキオスクには並んでいて、新潮文庫「ハックルベリィ・フィンの冒険」を購入)
[27]旧飯田駅 河口龍夫『小さい忘れもの美術館』
[29]上戸寺社の舟小屋 眞壁陸二『青い舟小屋』
[30]旧上戸駅 ラックス・メディア・コレクティブ『うつしみ』

ここで5時。

[32]旧鵜飼駅 アデル・アプデスメッド『ま・も・な・く』
[33]見附島 リュウ・ジャンファ『Drifting Landsape』

ここでまた自分の作った珠洲焼をいくつか見つけました。

[30][32]は日没後ライトアップをしています。ここは、9/4に改めて夜見に行きました。






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by bookrium | 2017-09-03 22:20 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)

芸術祭前日

明日から芸術祭が始まります。
今日は夕方、リュウ・ジャンファの作品を見に行きました。屋外なので見られます。
見附島の前に広がる作品には、不要な珠洲焼も集められて、使用されています。
自分の出したのを探してみたら、見つけられました。何かうれしい。

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月と見附島。作品は左手にあります。
明日は色々回る予定です。2日に分けて、回る順番考えたりしました。たのしみです。


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by BOOKRIUM | 2017-09-02 20:43 | 奥能登国際芸術祭 | Trackback | Comments(0)