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鈴と花入

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by bookrium | 2012-05-19 11:53 | Trackback | Comments(0)

立夏——『月の家族』

立夏(りっか)……太陽の光がいよいよ強くなってきて、夏の気立ちが昇るころ。この日から立秋の前日までが夏。


〈満月など月に一度もあるかないかの不安定な精神生活の中に妹と私は置かれ、私の両親はそれを再生産して暮らしていました。〉


島尾伸三『月の家族』のあとがきより。

〈ーー冷たくなり死にそうになった私を幾度も救ったと母は言いました。私は死んでもよかったのにと思いましたが口には出しませんでした。後になってからも、あの時に死んでいたら楽だったのにと思うことが幾度もありました。〉
「小さな注射器」

著者は作家島尾敏雄・ミホ夫妻の子供として生まれた。
島尾敏雄の『死の棘』に幾度も出た子供の名前。伸三の娘のしまおまほの本も読んで、これも読みたくなりました。

〈母は病的なまでに心配をするかと思うと、無茶を平気で小さな子どもにもさせるのです。〉


〈私の子どもは幸いにも、私の幼年時代にくらべると、子どもの身ではどうしようもない戦争や家庭が原因の不愉快な思いや苦労は、とても少ないはずです。それからするなら、これくらいの冒険はむしろ、健康な彼女には楽しいのかもしれません。〉
「小さな冒険」

影のある部分と、奄美の〈シマ〉の言葉をまじえた子供時代。
妻と娘という家族を得た著者の、あとがきの言葉がすきです。

〈この小さな暮らしが気にいっています。〉






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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by bookrium | 2012-05-05 16:51 | 当世本二十四節気 | Trackback | Comments(0)

のとキリシマツツジ

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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by BOOKRIUM | 2012-05-05 15:44 | 奥能登歳時記 | Trackback | Comments(0)

清明——『新月いわし洞通信』

清明(せいめい)……草木が芽吹き、百花咲き競う時。すがすがしくて、明るいので、こういう名前がつきました。


〈なんだかよくわからないけど、何かを始めてみたいので「新月いわし洞通信」なるものを発行してみることにしました。〉
「一九九六年二月 新月いわし洞通信」

『新月いわし洞通信』という、個人でまとめた、一冊の本があります。
東京での出版社の営業の仕事から、結婚、金沢での書店員のアルバイト、夫の実家である能登での暮し、子育て、書くということ。

「新月いわし洞」さんを知ったのは、このブログのコメント欄に書かれた、ご本人の書き込みでした。
メールマガジンを読み、本を出されていることはHPで知り、一箱古本市でお会いした時に購入しました。
ひとりの女性の十二年の言葉が詰まっています。
ときおり、言葉がむきだされ、はっとさせられます。

村上春樹と河合隼雄の対談集を読んで、

〈「ああ、わたしは心の中に「井戸」を掘りたかったんだ、」〉
「一九九六年十二月 心の中に井戸を掘ること」


〈(前略)もういい加減「今の自分は本当ではない」「本当にやりたいのはこんなことではない」と言うのはやめようと思います。「今の私は本当の私」だし、「私はやりたいこと充分に」やっています。〉
「一九九六年三月 私の「道」を仕事にする方法」


〈小さい頃から、人に向かって、もしくは相手を目の前にして、話をするのが苦手だった。相手が親であれ、姉妹であれ、同級生であれ、私のいいたいことが一〇〇%伝わったためしはなく、いつも話を途中でさえぎられたり、聞き間違えられたり、いつのまにか相手が自分の話を始めたりで、私はいつしか積極的に話すことをあきらめた。
 かといって心の中で考えたり思ったりすることを止めたわけではなかったのだけれど、よくわからない想いや気持ちは名づけられないまま心の深くて暗い押入れの中にどんどんほおり込まれ、ある時それが爆発するまで、私は自分に気持ちがあることさえ忘れていたのではなかっただろうか〉
「二〇〇七年十二月 あとがきにかえて」


この「新月いわし洞」はこの先どんなふうになっていくのだろう、と思います。流動的な未来を感じます。
そして、読むたび、この本のことばは、自分に跳ね返って問われているように感じています。


インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by BOOKRIUM | 2012-04-04 00:01 | 当世本二十四節気 | Trackback | Comments(2)

乙女の金沢 春ららら市


かわいいDMをいただきました。
4/7(土)・4/8〈日〉 10-17時、しいのき迎賓館横 広坂緑地にておこなわれます。
陶芸、工芸、古本、たべもの、こけし体験、などなどいろいろたのしそうなイベントです。
紙のうらがかわいいので一枚はブックカバーにしてみました。他の数枚は人に。
カバーの中身は紙に合わせて乙女本『オードリーとフランソワーズ』です。


インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by BOOKRIUM | 2012-04-02 15:45 | | Trackback | Comments(0)

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